from EDO to MEIJI TAISHO
MEIJI TAISHO 1868-1926
はじめに
MEIJI TAISHO 1868-1926 について
"MEIJI TAISHO 1868-1926" は、明治から大正という変革の時代に散らばる、道具や文化、風俗流行といった、人々の身近に存在した近代日本の変化の足跡を、アイコンや壁紙、画像や記事など、様々なコンテンツを複合的に織りまぜながら、多角的に、楽しみながら感じようというメディアミックスプロジェクトです。
元々このプロジェクトは、拙サイトmikworksからリリースした、江戸時代の道具をモチーフにしたアイコンセット、"EDO 1603-1867" の続編としてスタートしました。そしてこの「江戸」で試みた、アイコンと解説コンテンツによる複合性をさらに深めるかたちで、独立したサイトとともに、壁紙や図版などを組み合わせ拡大化させたのが、この "MEIJI TAISHO 1868-1926" というわけです。
プロジェクトの構成
プロジェクトは大きく分けて5つのコンテンツから構成されています。アイコンセットと対応する解説コンテンツ、流行風俗のトピックコンテンツ、壁紙化された写真判等のギャラリーコンテンツ、それに各コンテンツに配した図版の閲覧サイトです。この他にも各ページでは、ウィキペディアなど外部サイトへの関連リンクを配すなどして、多角的にコンテンツを構成しています。
#1 デスクトップアイコンとその解説コンテンツ
主力コンテンツとなるアイコンセットは、明治から大正にかけて登場してきた機械製品や玩具、嗜好品、通貨、果ては建築物まで、19のモチーフをリアリスティックに再現したグラフィックアイコン集です。これらのアイコンには、対応する解説コンテンツを設けてサイト上で展開していきます。明治大正を18のアイコンによって横断するこのコンテンツでは、明治4年(1871)の日本初の郵便切手「竜文切手」に始まり、大正14年(1925)の早川金属工業(現シャープ)による日本初のラジオ受信機、「早川一号鉱石ラジオ」へと至りながら、近代日本の断片を掘り起こしていきます。いずれも明治維新以降、近代化に邁進していく中で生まれた、または欧米列強と呼ばれた諸外国から、旺盛な探求心によって取り込まれた、新たな道具や技術、文化の数々です。
#2 流行風俗を追いかけるトピックコンテンツ
これらの解説コンテンツでは、「ときのそのとき」と題したトピック記事へのリンクを年代ごとに配し、時代の空気をさらに追いかけていきます。このトピックコンテンツは、明治から大正にかけ日本の巷を駆けめぐった流行や風俗、それに付随する人々などを、概略的に紹介していくコンテンツです。
#3 時代の動きを補完する関連リンク
プロジェクトがスポットをあてていくものは、近代史の大きな出来事というより、道具をはじめとして、いずれもより人々の生活に近いものです。解説・トピック等の各記事コンテンツでは「関連するトピックへのリンク」として、明治大正期の社会的な出来事などを、主にウィキペディアの記事にリンクを張ることで補完することとしました。本文中の青いリンクはプロジェクト内、緑色のリンクは外部リンクを指しています。リンクを使って外部に情報を求めたサイトには、ウィキペディアの他にも、青空文庫など様々なサイトがあります。アクセス先は、リンクにカーソルを乗せた際に表示される「リンク先URL(ドメイン) | 表題」で確認して頂ければと思います。
#4 デスクトップ全体で楽しむギャラリーコンテンツ
ギャラリーコンテンツとなる「Desktop Gallery」は、文字通り壁紙によってデスクトップをギャラリー化し、時代の趣を画面全体で楽しむための企画です。取り上げる版画や写真判は、必然的にかなり大きなサイズの画像となりますが、壁紙として楽しめるよう大きな透かしや標示物などは避けています。コンテンツを継続していくために、個人使用の範囲にとどめた利用への協力をお願い出来ればと思います。
#5 図版のみを集積する画像閲覧用コンテンツ
アイコンの解説コンテンツをはじめ、ときのそのときなど、各ページに配した参考図版は、画像閲覧用に立ち上げた専用コンテンツ「ショーケース」で、拡大画像を閲覧することができます。ショーケース内では、それぞれの画像に様々な分類を施して横断リンクを加えていますので、関連画像をさらに見て回ることも可能です。またこのショーケースでは、コンテンツ参照画像という使い方の他にも、シリーズ画像をエントリー、カテゴライズすることで、企画展のようなものも予定しています。
2006年12月 meijitaisho.net @ mikworks.com