ときのそのとき -TOPIC of AGES- 明治大正風俗流行通信

歌川国輝二代 うたがわくにてるにだい (1830-1874)

開化絵を代表する絵師のひとりとして知られる二代国輝は、天保元年(1830)に生まれ、三代豊国(初代国貞)の下で絵を学びました。

元治元年(1864)に二代国綱(一蘭斎)を襲名、二代国輝へと改名したのは慶応元年(1865)のことです。二代国輝としての活動は10年程と短期間でしたが、3枚続の大判錦絵を多く手がけ、名所、鉄道などを描いた開化絵や相撲絵などで活躍しました。また改名直後の慶応元年(1865)には、パリ万博に出品された肉筆絹本「浮世絵画帳」にも参加しています。

明治7年(1874)に45歳で死去。号に一雄斎、一曜斎、曜斎などがあります。

東京築地異人館

参考資料: 63, 64

Date: 2007/2/24 10:00:02 | Posted by mikio | Permalink | Comments (0)

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